今年、中学生になる息子が、最近、僕を卒業して俺と言うようになった。
まだ声変わりもしていないし、必死に俺と言おうとする息子が微笑ましく思える。
そんな息子に、「俺が板についてきたな。」と言うと。
俺もう慣れたよ。と一言、
その後続けて、でも二十歳になったら先輩には僕って言うようにするつもりと。
理由を尋ねると、お姉ちゃんが教えてくれたんだとか。
年頃の二人は親がいる前では、喧嘩ばかりしているけど、そんな会話もしていたのか。
そう言えば、核家族共働き(だった)の我が家では、子供は小学校時代学童保育にお世話になり、そこから、3つ上の娘(お姉ちゃん)が習っている算盤、習字、公文に励んでいた。夕食時はお姉ちゃんが「今日、公文でずっと寝てたね」とか「算盤の先生にうるさいから外で立ってなさいと怒られてたよ」なんて言う報告をよく聞いたね。
怖いお姉ちゃんだけど良い兄妹なんやね。
僕から卒業した息子はもうすぐ反抗期になるだろう。お姉ちゃんの反抗期は凄かったからね。
お父さん・お母さんを卒業し、ジジイ・ババアという時もやってくると思う。
「少しの間にしておいたほうがいいよ」と教えておいてくれるかな、お姉ちゃん。